米ニューヨークのマンハッタンに位置する投資銀行大手ゴールドマン・サックス本社ビル (Photo by Spencer Platt/Getty Images)

大手投資銀行の基金から資金受ける社会主義フォーラム、NYで活動

投資銀行会社ゴールドマン・サックスの基金であるGSPFから少なくとも1200万ドルの資金提供を受けた人民フォーラムがニューヨーク市で活動し、米国における社会主義革命を求めている。共産主義から逃れてきた人々は、これを激しく批判しており、この過激な教義の危険性について、米国人に警告を発している。

人民フォーラムの事務局長はインスタグラムの動画で、「米国には社会主義革命が必要だ…何人でも歓迎される移民制度ができ、人々が自由に暮らせる国境開放制度ができる。また、過去200年間もの米国の帝国主義の犯罪が追及されることになるだろう」と述べている。

人民フォーラムは、マルクス主義ラディカリズムフェミニズム、社会主義的内容の書籍のプロモーションを行っている。

共産主義を逃れ、SOSキューバというインスタグラムを運営するキューバ人のシスコ氏とキャンディ氏は、「メディアを制するものは社会の心を制する」との格言のもと、事務局長の発言は軽視するべきではないと警告する。

「人民フォーラムは、資本主義を批判しながら同時に書店を開いて、自分たちが嫌悪する同じシステムから利益を得ている。非常に偽善的だ。我々は共産主義から逃れたキューバ人として、共産主義がアメリカの若者に蔓延していることを心配している。人民フォーラムは、ニューヨーク市で最大の共産主義プロパガンダーの一つだ」と、エポック・タイムズに語った。

「私たちは米国人に共産主義の危険性を警告している。共産主義への反対を躊躇してはならない。感染後に治療するのでは遅い。予防する必要がある」

「キューバ生まれの移民の私たちは、共産主義の恐ろしさを知っている。毎日その兆候を目にしている。人民フォーラムは米国の敵を自認しており、共産主義革命が間もなく起こると脅かしている。米国は自由のための最後の砦だ。陥落したら、私たちはどこに行けばよいのだろうか」

人民フォーラムはマンハッタンでカフェを経営している。今週、義務化に抗議するグループ「NYフリーダム・ラリー」のメンバーがワクチンパスポートを持っていないとして、計画していたイベントが中止になった。

その一人、ポール・Mさんは、ワクチンの義務化に反対し、個人の自由を促進する活動をしている。エポック・タイムズに「違憲の義務化が取り下げられた後も、要求し続けている施設があることは気になる」と述べた。

「私の両親は、東欧で最も残忍な共産主義政権のひとつから逃れてきた。私は難民キャンプで生まれた。もっと不愉快なことは、1億人以上の死者を出した最も恐ろしい思想に、10代になったばかりの多くの若者が洗脳されていたことで、最も悲しかったのは、子供たちが哀れに見えたことだ」と語った。

※2022年6月9日11時、見出しとリード文の一部を修正しました。

(翻訳・大室誠)

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