【インタビュー】ハーバード大学元准教授が昏睡状態で見た天国 (1)
この世に天国はあるのか、魂はあるのか。ハーバード大学医学部脳神経外科の元准教授エベン・アレグザンダー博士が、自らの体験からこの問いに答えています。
アレグザンダー博士は25年にわたり脳神経外科の研究に従事し、最新の脳神経外科技術の開発と複雑な脳疾患の治療で世界的に知られています。ハーバード・メディカル・スクールでの15年間に、150以上の脳神経外科の論文を執筆および共著で発表しました。
2008年、アレグザンダー博士は何の前触れもなく、医学文献にもほとんど記載されていない極めて珍しいタイプの細菌性髄膜炎を発症しました。彼は数時間で昏睡状態に陥りました。科学を信じて生きてきたアレグザンダー博士は、昏睡状態の時に天国を見たといいます。そして、それまでナンセンスだと思っていたことが、実は妄想ではなかったことに気がついたのです。その体験を綴った『天国の証明(Proof of Heaven)』は、ニューヨークタイムズで15週連続ベストセラーになっています。
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