目に見えない未知の器官を発見？【未解決ミステリー】

「間質（かんしつ）は、皮膚の下や、胃や肺といった臓器、血管、筋肉に沿った層など、人体のさまざまな場所に存在しています。

長い間、科学者たちが解剖の際、無意識に体の間質組織の構造を破壊してきたために、その中の液体が空になり、顕微鏡で見ると単なる構造組織の層になってしまったため、発見されなかったと考えられています。

人体図をよく見ると、間質は中医学の「経絡（けいらく）」に非常に似ていることが分かります。

肩こりの原因は非常に複雑である。精神緊張、眼精疲労、筋肉疲労、胃腸障害、生理不順、冷え性、呼吸器疾患などはすべて肩こりを起す可能性がある。肩こりを治療する場合に、原因疾患を一緒に考えて治療する必要がある。

漢方医の私は職業上の習慣で、人の耳にいつも注意を払います。時には相手の耳ばかり見てしまい、相手の話を聞き逃してしまいます。

現代医学は過剰に検査機器に依存し、人間自身の持つ感知能力を無視する傾向があります。一方、伝統医学は最大限に人間の感知能力を生かして、生理や病理の現象を認識してきました。

現代医学の解剖学では、網のように全身に張りめぐらされている血管と神経を見ることができます。しかし、漢方医学に記載されている経絡の存在は現在も確認されていません。　

現代の名医である張錫純氏は、自身の中国医学書『医参録』の中で、自身の歯痛が治った短い物語を語っています。この話から、胃の熱に由来する典型的な歯痛があることがわかります。胃の経絡から熱を取り除くことによって、激しい痛みが消えるのです。