2023年12月24日、神韻ニューヨーク芸術団は名古屋国際会議場で第4回目の公演を行った。フィナーレで会場は万雷の拍手に包まれた。(藤野偉/大紀元)

神韻名古屋公演が閉幕 観客「助け合う心、何回も伝わった」

24日、日本で巡回公演中の神韻芸術団は、愛知県の名古屋国際会議場センチュリーホールでの最終公演を迎えた。神韻は世界最高峰の中国古典舞踊と音楽の芸術団。この日も満場を記録し、舞踊の高度な技巧が披露されるたびに拍手が起こるなど、会場は熱気に包まれた。

元プロの武道家「やはり一流は素晴らしい」

2023年12月24日午後、名古屋国際会議場で行われた神韻ニューヨーク芸術団の第4回公演を鑑賞した不動産会社社長の冨田清嗣さん。冨田さんは元プロの武道家でもある (牛彬/大紀元)

「やはり一流は素晴らしい。これを見るために来たんですよ」

この日、不動産会社社長の冨田清嗣さんが公演を鑑賞した。9歳から空手を始め、20歳でプロの武道家になったという冨田さん(現在は引退されている)は、神韻アーティストの身体能力の高さを賞賛した。

「体幹が素晴らしいですよ。回転する時も、身体自体は全く微動だにせず、足だけが綺麗に上がっている。ささっと動かす女性の足さばきも含め、武道家として、すごく鍛えられていると思った。相当優れた方でないとこれはできない」

舞台上の演舞とデジタル背景幕の映像がシンクロする仕掛けにも感激していた。「(背景幕の中で)小さいものが大きくなったり、演者が(背景幕に)スッと入ってから上がったり、やっぱり本当に素晴らしいなと思った」

冨田さんは公演を通して中国文化の奥深さを感じたという。中国古典舞踊を間近で鑑賞した喜びを語り、「彼らが空手をやっていたら、全員が上段者ですよ」と冗談まじりにレベルの高さを讃えた。

「助け合う心、何回も伝わった」神韻の発信にご夫妻で共感

2023年12月24日午後、名古屋国際会議場で行われた神韻ニューヨーク芸術団の第4回公演を鑑賞した住宅設備会社の営業部長を務める長谷川豊貢さんとご夫人。 (牛彬/大紀元)

「最高峰のものを見させていただいて、非常に感動しました。中国文化に触れて、感無量です」

この日、住宅設備会社の営業部長を務める長谷川豊貢さんが、ご夫人と共に公演を鑑賞した。初めて鑑賞する中国古典舞踊に、アーティストらの「血の滲むような練習」の成果を感じたという。

楽団がオーケストラピットで奏でるオリジナル楽曲は、神韻公演の大きな特徴の1つだ。「中国独特の演奏と西洋が混ざっているのがとても良かった」と語った。

「衣装がとても綺麗。それだけでも十分だが、CGみたいに(バックスクリーンと)色が組み合わせているから、見た目がとても良かった」

信仰心があるという長谷川さんは、神韻が伝える「神様との繋がり」に感動したという。神韻オリジナルの声楽曲で歌われる創世主による救済について、「今のままではいけない、変えていかなきゃいけないというメッセージがあると思う」と、人間世界への警鐘として受け止めていた。

「やはり人の心、助け合う心というのが演舞の中で何回も伝わってきました」と語る長谷川さん。友人には「一度見たらどうですか」とお勧めしたいという。

「もう圧巻、パワーを感じます」ホテル副支配人が感激語る

2023年12月24日昼、名古屋国際会議場センチュリーホールで神韻ニューヨーク芸術団の公演を鑑賞したリゾートホテル副支配人の影山英明さん(藤野偉/大紀元)

この日、リゾートホテル副支配人の影山英明さんが公演を鑑賞した。「動きも表情も音楽も、もう圧巻ですね」と感激の言葉を口にした。

「皆さんの表情、動きを見ていると、すごくエネルギッシュで、パワーを感じますね。公演が終わった後からそれが生きてくるという気がします」

鮮やかなデジタル背景幕からは臨場感も味わえたようだ。「(演者が)画面に入り込んだり出てきたり、 テーマパークの3Dアトラクションのようでした。そこに寸分のブレもなくて、その稽古や努力に頭が下がりますね 」

「中国楽器がすごく大きなアクセントになっています。迫力が凄いです。初めての経験なので、新鮮すぎますね」と、東西の楽器を融合させたオーケストラの演奏にも聴き入っていた。テノール歌手の独唱には「心が震え、大きなテーマを感じた」と述べ、一緒に公演を鑑賞した寺井園恵さんも「心が救われた。とても良かったです」と付け加えた。

法輪功学習者の受難が描かれる現代中国の演目には「ショックを受けた」という。「不条理だ。努力している人は、最後には救われて欲しいと思います」と語った。神仏による救済をあらわすエンディングに対して、「そこから始まるのかなと思います」と希望を見出していた。

「だから、その先のストーリーを見てみたいと思いますね。それは僕たちが作るのかな」





ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は失われた中国伝統文化の復興を掲げ、世界各国の劇場で毎年一新した演目を披露している。現在、8つの同規模の芸術団を抱え世界中で巡回公演を行なっている。神韻2024日本公演は名古屋会場を皮切りに、2023年12月22日から2024年2月16日にかけて、全国12会場で42公演を挙行する。

公演のチケットはチケットセンター(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページから購入することができる。チケットぴあや楽天チケット等、大手チケット予約サービスでも取り扱いがある。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

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