(神韻芸術団)

古代の狼煙台

古代の中国兵は、軍務の信号を長距離に送るために、煙(のろし)を上げました。狼煙台は通常、たどり着き難い場所に略的に設けられました。

狼煙台は、本来、侵略者の到来を警告するためのものでした。日中、敵陣を目にしたら、オオカミの糞が焚かれました。オオカミの糞から出る煙は、拡散することなく極めて高い標高まで立ち上るため、数百キロ離れたところからでも、目に入るからです。だから「オオカミの煙」と書いて「のろし」と読むのですね。

夜、敵陣が近づいてくることを知らせるためには、狼煙台で次々と火が焚かれ、 戦の準備ができるように素早く情報が伝えられます。

――「神韻芸術団」(日本語ホームページ)より転載

https://ja.shenyunperformingarts.org/explore/view/article/e/qFP2X04Ob5s/.html

 

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