アルツハイマー病リスク、ストレスが鍵を握る(上)
最近の研究によると、子供の頃や中年期に親の死亡、離婚、重度の病気などのストレスを多く受けた経験が、将来アルツハイマー病を発症するリスクを高めるといいます。
この結果は、学術誌「The Annals of Neurology」の3月付けに発行されたレビュー記事で紹介されました。
慢性的なストレスは脳の機能と構造に影響を及ぼし、アルツハイマー病の発症に関与する証拠がたくさん発見されました。3月の研究では、ストレスが多い生活経験が積み重なることと、アルツハイマー病に関連するさまざまなバイオマーカー(灰白質の量や脳の炎症など)に与える影響について調査しました。
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