(Shutterstock)
孤独と脳の関係

孤独が脳を蝕む――認知症リスクが31%上昇と判明

ある研究によって、孤独がアルツハイマー病や他の認知障害と関連があることが明らかになりました。

孤独とは「思いやりや親しみのある付き合いがない状態」の事を言いますが、最近60万人以上のデータを分析した結果、孤独を感じている人は、そうでない人に比べて認知症を発症するリスクが31%高いという事実が示されました。

この研究を発表した『Nature Mental Health』によれば、「孤独は一人でいることや孤立していることとは異なり、たとえ周囲に人がいても、社会的つながりが自分の望む基準に達していなければ、人は孤独を感じるのです」と研究者たちは述べています。

▶ 続きを読む
関連記事
高齢日本人を対象にした研究で、血中ビタミンCが低い人ほど、脳の灰白質が少なく、記憶などに関わる神経ネットワークの結合も弱い傾向が示されました。
少し見るだけのつもりが、気づけば何十分もスクロールしていた――その背景には、注意を引きつけ続けるアルゴリズムの仕組みがあります。脳や集中力に与える影響と、スマホに振り回されないための現実的な対策を紹介します。
歩行は、前頭葉や小脳、頭頂葉などが連携する高度な動作です。歩く速さ、歩幅、腕の振り、方向転換の変化は、認知症やパーキンソン病などの早期サインとなる可能性があります。
新研究では、話せる言語の数が多い人ほど、脳が実年齢より若く見える傾向が示されました。言語学習は記憶、注意、判断、社会的交流を同時に働かせる可能性があります。
早期アルツハイマー病や軽度認知障害に対し、食事、運動、睡眠、栄養、ストレス管理などを個別に整える精密ライフスタイル医学の可能性が研究されています。