華佗――時代を数世紀先取りした古代中国の医師
華佗(かだ)は、中国の医師であり、高齢でありながら若々しい容姿を保っていたこと、そして魔法のような診断や治療を行ったことから、不老不死の存在と見なされていました。
彼は2世紀に、戦国武将の曹操の脳に腫瘍があると診断したと伝えられています。これはCTスキャナーが発明される何世紀も前のことです。華佗は腫瘍を取り除くため手術を申し出ましたが、曹操は暗殺の企てだと疑い、華佗を殺してしまいました。
「曹操は彼を召し抱えて侍医にしましたが、華佗が後に再び治療のため戻るのをためらったことで激怒した、もしくは華佗が頭痛の治療として脳手術を提案したときに暗殺の企てだと疑ったのです」と、オレゴン州ポートランドにある伝統医学研究所の所長スブティ・ダルマナンダ氏(Subhuti Dharmananda)は、同研究所のウェブサイトに記しています。
関連記事
紀元前6世紀のアテナイで、深刻な貧富の格差から生じた負債奴隷の危機を救った伝説の政治家ソロン。独裁を拒み、富裕層と貧困層の「共通の盾」として中庸を貫いた彼の法改革と、正義を重んじた生涯を解説
母が独断で倉を開き民を救った──本来なら重罪のはずが、息子の官吏は逆に乾隆帝から破格の重用へ。親の勇気と子の清廉が導いた「奇跡の逆転劇」を描きます。
わずか35年の生涯で600曲以上を生んだモーツァルト。その秘密は早起きと規律ある日課にありました。天才の習慣に迫ります。
卞皇后は、曹操の生涯を支え続け、仁徳と節義をもって皇子たちを育て上げた。倹約・大義・慈愛を兼ね備えた姿は、歴代の賢后たちにも劣らない。