スクリーンに支配されない生活へ 大人のデジタルデトックス
デジタル「デトックス」という概念が一般的になり、ウェルネス分野の専門家や科学者たちが、その健康面での利点に注目しています。BMCに掲載された研究では、日常的なデジタルとの関わりを少し減らすだけでも、多くの人において、うつ症状の軽減や睡眠の質の向上、コルチゾールレベルの低下に役立つ可能性が示唆されています。
近年では、さまざまなデジタル習慣を減らしたり制限したりすることの利点を調べる研究が勢いを増しています。オーストリア応用科学大学の研究者たちが発表した新たな研究結果でも、スクリーンタイムの減少とウェルネス状態の向上との関連が一貫して示されています。
BMCに掲載された125人の学生を対象とした3週間の分析では、スクリーンタイムを減らすことで、うつ症状やストレス、睡眠の質、全体的なウェルネスが改善しました。研究者たちは、コントロール試験終了後にデジタルエンゲージメントが通常レベルに戻ると、精神的な健康症状も初期値に向かって再び上昇し始めたと指摘しています。
関連記事
寝る前、ついスマホをスクロールしていませんか?最新研究は、深夜の「ドゥームスクロール」が翌日の自殺リスク上昇と関連する可能性を示唆。睡眠と心を守るために知っておきたいポイントを解説します。
仕事や調べ物に欠かせないAI。けれど毎日使う人ほど抑うつ傾向が高いという調査結果が。特に「個人的な相談」での利用が影響か。AIとの上手な距離感を考えるための最新研究を分かりやすく解説します。
SNSの利用を1日30分に減らすと、1週間で抑うつや不安、不眠が改善する可能性が研究で示唆。若者のメンタルヘルスとスクリーン習慣の関係を解説。
必死に生きすぎて、苦しくなった夜に。「もし今日までの命だったとしたら?」と自分に問いかけてみる。すると、不思議と守るものと手放していいものが見えてくる。
長年治らなかったPTSDが、呼吸で変わる――。9・11を生き延びた女性の実例と最新研究から、迷走神経刺激が心と体を静かに立て直し、回復を支える可能性を読み解く。治療に行き詰まる人に、新たな選択肢を示す一篇。