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口内の細菌が心臓リスクを引き起こす可能性も

もしあなたが歯磨きのたびに歯ぐきから出血しているなら、それは単なる歯の問題ではないかもしれません——実は、あなたの心臓の健康を脅かしている可能性があるのです。

最新の研究によると、歯ぐきの炎症を引き起こす細菌は、感染した歯ぐきから血流に入り込み、心臓組織に侵入することで、不整脈のリスクを高めることがわかりました。不整脈は、脳卒中や心不全と密接に関係しており、見逃すことのできない健康リスクとなっています。

 

この研究成果は、2025年3月『Circulation(サーキュレーション)』誌に発表されました。報告によると、「ポルフィロモナス・ジンジバリス(P. gingivalis)」と呼ばれる細菌は、歯ぐきの感染を引き起こすだけでなく、血流に入り込んで心臓に到達し、心臓に瘢痕を生じさせることで、不整脈(心房細動)のリスクを高める可能性があると示されました。

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