米半導体メーカーAMDが製造した300mmウエハー (Carsten Koall/Getty Images)

中国企業 台湾の半導体技術者を高給で引き抜き 17社を捜査

中国企業が高額な報酬やペーパーカンパニー、名義人などを使い、台湾の半導体人材や技術を狙っているとメディアが報じた。サプライチェーンの抜け穴を利用し、先端半導体やAIの計算能力を取得する動きもあるという。報道は台湾の捜査当局や研究者の話として、中共による浸透活動は一段と巧妙化していると伝えた。台湾は2021年から調査を続けており、これまでに中国企業17社がハイテク人材を違法に引き抜いた疑いで捜査対象となっている。

フランス誌「L’Express(レクスプレス)」は24日、TSMCが世界最先端の半導体製造技術を握り、その製品は主に高性能スマートフォンやコンピューター、データセンター、軍事機器などに使われていると報じた。エヌビディアなどAI半導体メーカーにとっても重要な供給元となっている。米中の技術競争が激しくなるなか、台湾の半導体産業が持つ戦略的価値はさらに高まっている。台湾はファーウェイなど中国企業による戦略上重要な製品の取得を制限するとともに、アメリカの輸出規制にも引き続き協力している。

報道によると、中国企業が台湾の技術者を引き抜く際、市場相場の3倍に達する給与を提示するケースもある。一部では、ペーパーカンパニーや名義人を使い、中国資本との関係を隠している。

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