補償を求める農民2000人を暴力で鎮圧 四川省
【大紀元日本5月10日】四川省自貢市の農民3万人余りが、政府の開発区建設のために、生活のための資源を失った。農民らは10年余りの間補償を訴えたが、受け入れられないどころか、公安により逮捕される者もいた。補償を求める農民ら2,000人余りが先日、地区人民代表大会の期間中に逮捕者の無罪の訴えを求めたが、数百人の警官に包囲・殴打され、多くが逮捕又は負傷した。
ニューヨークに本部がある「中国人権」の水曜日の発言によると、四川省自貢市政府が93年以来、紅旗郷、衛坪郷の農民の土地15,000ムーを占用し、匯東高新技術開発区を建設した。その際、各農民に対しては、わずかに8,000元(日本円約12万円)の引っ越し費用と、各人毎月54元~90元(日本円約700円~1200円)の生活費しか与えられなかった。すなわち、市政府は、2%の価値にも満たない土地譲渡費用を使い、3万人余りの農民をその生活基盤から追い出し、耕作によって生を繋いでいた農民の生活資源を奪い、また政府は彼らに適切な仕事を与えなかったのである。このため、当地の農民は、かつて「万人連署」をし、多方面で訴訟を行って公正を求めたが、その結果は、かえって痛ましい代償を伴うものであった。
「中国人権」によると、80人余りの農民が公安司法部門によって捕らえられ、拘留された者は20人を超え、暴行を受けて負傷した者が20人余り、うち傷が残った者は10人余りであった。さらに、一名の農民は生きる希望を失い、自殺した。紅旗郷のある事情通は、水曜日、記者に対して次のように伝えた。
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