中国広東省、用地収用で紛争が長期化

【大紀元日本7月14日】中国広東省佛山市近郊の農民ら500人が用地の強制収用に抗議するために行った座り込みは既に、3ヶ月以上続いている。抗議を封じ込めるために、現場の上空では政府当局のヘリコプターが回旋しており、買収された暴力団が抗議参加者を脅迫するなど、事態は泥沼状態を呈している。

香港紙「東方日報」7月13日付け報道によると、地元政府が40人の警備体制の中で、強行に地ならし作業を行ったため、情報を受けた村民ら500人は現場に駆けつけ、作業を阻止しようとし、一時現場が騒然となった。双方の対峙は夜10時まで続いていたという。

▶ 続きを読む
関連記事
1月初めから中旬まで、中国各地で数万人を超える大規模な抗議デモが相次いでいる。トラック運転手の新制度抗議やタクシードライバーのストライキ、土地を失った農民の保障要求など、訴えの内容はさまざまだが、警察は多くのケースで暴力をともなう強制解散や逮捕を行った。
【大紀元日本6月13日】四川省巴中市で8日、警察官による暴力事件が発端で、市民1万人と警官隊との衝突事件が起きた。衝突は深夜1時まで続き、多数の負傷者が出た。ラジオ・フリー・アジアが報じた。 8日夜、
6月6日、双橋区の住民数千人が大足県との合併に反対するデモを行った。当局は機動隊を出動し弾圧した(ネット写真)【大紀元日本6月12日】四川省重慶市大足区で6日、数千人に上る抗議デモが発生した。当局は数
 【大紀元日本5月3日】四川省重慶市江北区魚嘴鎮の楼房村で4月20日、現地政府による土地収用をめぐって警察が村民に暴行を加え、村民30人以上が重軽傷を負う事件が発生した。半数を超える20人以上が重傷で
 【大紀元日本1月29日】6千人の従業員を抱える深セン東道物流公司(DDS)の支社がこのほど、相次いで倒産し、多くの失業者が未払いの賃金を求めて各地でデモを起している。25日には広州市東莞地区の従業員