北朝鮮、国による米の独占販売、咸境道で確認

【大紀元日本10月4日】北朝鮮咸境北道・茂山と穏城地域の党幹部、中国を出入りする北朝鮮商人など複数の消息筋によれば、9月1日から市場で個人による販売が禁止され、国営の米配給所での米売買だけが許可されるという。

これにより、米を所有した個人が国家に米を売り、国家はそれを再び個人に転売し、国家が小売業者の代わりになる。無論、転売価格は、政府が策定する。

9月から米配給所は市中の米を買受ける作業を始める一方、住民らに現在より安い価格で米を販売し始めている。9月をこのような過渡期に置いて 10月からすべての米販売は米配給所を通じて行われる方針だと消息筋は伝えた。

しかし消息筋は、新しく設定された価格、購入・販売方式、1人当たりの販売量、販売方式に違反した者に対する処罰内容などがまだ決まっておらず、実施可否も未定であるとも語った。

一方、北朝鮮全域の米価格は、去る 7月から下がり始め 8月初には前月より100~300ウォンほど落ちた。ラソン、会寧、茂山地域を中心に、おおよそ 1kgに 1,000ウォン前後の米代が今は平均 700ウォン台に落ちた。消息筋は、南韓が約束した 50万トンの米が続々と入って来るなど国際社会の支援が、最近の価格下落の原因だと見ている。

中国チァングバイ(長白) = キム・ヨンジン特派員 kyj@dailynk.co

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