韓国、卵子斡旋業者取り締まり

【大紀元日本11月10日】韓国警察スポークスマンは7日、新しく制定された生命倫理規制法によりヒト卵細胞を韓国と日本の不妊夫婦に違法に売買した容疑でキムと名乗る28才の男を逮捕した。

警察の調べによると、キム容疑者はカードローンなどで困る女子大生や主婦に声をかけ、仲介業者として300万ウォンから400万ウォンの提示し卵細胞を採取していた疑い。これら女性たちは書類送検された。

さらに他のケースでは、違法業者10名余りがインターネットで仲介業務を行い、韓国人女性から卵細胞を買い付け不妊日本人カップルに転売していた。当事件主犯格のユ容疑者は、韓国人女性から300万ウォンから500万ウォンで卵細胞を買い付け、1,700万ウォンで不妊日本人カップルに転売していた。

韓国では、今年1月に生命倫理規制法が制定された。これは、受精卵細胞の研究を促進し、同時に生命倫理の基準を明確にするもの。同法では、治療のための受精卵クローンを許可しているが、ヒトクローンは禁止している。またヒト卵子とヒト精子の売買を禁止しており、違反業者には禁固最高三年、ドナーには禁固最高2年の罰則がある。

日本国内にはこれに類する法的規制はないが、日本産婦人科学会が公告で禁止している。このため、不妊に悩む日本人カップルは米国もしくは韓国に渡航している。現在では比較的人種的な格差の少ない韓国に希望者が多い。

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