北朝鮮政権に異変? 南北合同の鉄道試験運行を突然キャンセル
【大紀元日本5月27日】韓国と北朝鮮は合同で鉄道の試験運転を行う予定だったが、北朝鮮は突然の取り止めを公表した。専門家は北朝鮮の軍部に異変が起こったと分析、金正日総書記の指導力が急激に弱まっている可能性があると指摘した。
韓国の「聨合通信社」の24日付け報道では、北朝鮮軍部の反対により、北朝鮮は一方的に25日に行う鉄道の試験運行を取り止めると通告した。
これまでに北朝鮮当局は今回の試験運行には非常に積極的であったため、今回のドタキャンについて、専門家らは、金正日の指導力が危機に直面しているのではとの疑問を提起した。南北問題ウオッチャーは、北朝鮮の「労働党統一戦線部」と内閣は非常に今回の活動を支持していたと語り、ドタキャンの背景は、北朝鮮の軍部が足を引っ張っていると推測している。
別の専門家は「第四回将軍級会談で、北朝鮮は『黄海の境界線を確定する』との問題での進展を待望していたが、韓国が立場を堅持し、予期の成果が得られなかったため、今回のドタキャンで鬱憤を晴らしているのでは…」とみている。
金正日総書記の政策上の「優柔不断」は、経済改革と南北関係などの分野の政策実行に影響するだけではなく、外部からは支配力低下を疑う声も浮上している。
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