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パイナップル、ガン制圧に新たな望み

【大紀元日本6月21日】パイナップルは、美味しくて香りもよく、水分を豊富に含むことから、夏場には多くの人に好まれている。最近、オーストラリアの科学者らが、そのパイナップルに、ガン制圧に効果の可能性がある物質が含まれていることを発見し、ガン治療に新たな望みをもたらした。

台湾民視テレビの報道によると、オーストラリアのクイーンズランド医学研究所の研究者らが、実験中、偶然にもパイナップルにガン制圧に効果の可能性があるCCZとCCSの2種類の分子が含まれていることを発見した。このうち、CCZには人体の免疫システムに刺激を与えてガン細胞を消滅し、CCSには、細胞の成長を抑制する効果がある。これまでの実験から、この2つの物質は、胸、肺、腸、乳房、卵巣などにできたガン細胞の成長を効果的に抑制できること、しかも、実験に用いられた動物に中毒症状が現れていないということが明らかになった。

この研究の計画は、すでにオーストラリア政府から認可されており、今後2年間で臨床実験に移す予定だが、まずは、この治療法の安全性及びこの2種類の分子の供給源をいかに確保するかについての研究が行われることになる。

パイナップルには食物繊維、カリウムやビタミンB1、ビタミンC、カルシウムなど、現代人の足りない栄養素が豊富に含まれている。最近は食用以外に、パイナップルの石鹸や炭までもが健康美容商品として注目を集めている。雑誌やテレビでも話題になっているパイナップル豆乳ローションは、パイナップルの芯部分に含まれる成分「ブロメライン」の働きかけによって毛を生えにくく細くし、お肌の潤いを保つ豆乳ベースのローションでお肌もツルツル。パイナップル成分とにがりを加え、豆乳ローションの数倍の効果があるという。

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