今年1月に行われたサンダンス映画祭で拍手喝采を受けたコメディ映画「リトル・ミス・サンシャン(原題)」が26日、全米公開される。自主制作映画を対象としたサンダンス映画祭で好評を博した同映画が、一般の観客を相手にどれだけ健闘できるのか、注目が集まっている。
メガホンを取った夫婦ヴァレリー・ファリスとジョナサン・デイトンの2人が、5年の歳月をかけて集めた制作費で作られたいわゆるインディペンデント映画。サンダンス映画祭でのワールド・プレミア上映で大成功を収め、配給会社FOXサーチライトが1000万ドル以上(約12億円)という高額で配給権を取得した時は大きな話題となった。
しかし同映画祭での成功はまた、一般客から「サンダンスで成功した」仰々しいアート・ムービーという偏見を持たれる可能性も秘めている。
ファリス監督は、同映画祭による負の影響を認めながらも、今後は「サンダンスで成功したから何?」というイメージを打ち破っていけると思うと語った。
サンダンス映画際は、ハリウッドの大手スタジオの手に頼らず自主制作されたインディペンデント映画を対象とした映画祭としては米国最大のものとなっている。[ロサンゼルス 25日 ロイター]
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