【大紀元日本10月9日】10月に入り、岡山県各地では秋祭りが盛んに行なわれており、7~8日には岡山県指定重要無形民俗文化財の『建部(たけべ)祭り』が行われました。このお祭りは、岡山県の旭川中流域にある建部地区の秋祭りに、郷内各地区の神輿が郷の惣社「七社八幡宮」に参集する立合い祭りです。起源は不詳ですが、1747年には十社の神輿が参集したという記録があります。
建部町内の7つの地区の神輿はそれぞれ、地区の氏子の家を廻りながら、七社八幡宮に入ります。神輿がお宮に入ると、各地区がそれぞれ奉納しますが、その中に写真の「獅子舞」や「棒遣い」があります。建部郷(たけべごう)の獅子舞は、基本的には伊勢神楽の系譜を引く二人立ちの獅子舞で、舞型の種類は「さんば」「しゃぎり」などがあります。
建部郷の棒遣い(撮影=生熊活宏、2006.10.8)
近年町中の祭りがだんだん廃れていく中にあって、建部町の各地区では保存会が組織され、小学生から高校生、大人まで、獅子舞と囃子の笛、太鼓、鐘たたきの伝統を引き継いでいます。しばらく忘れかけていた郷内みんなで盛り上がる秋祭りが此処にはありました。
このお祭りについて詳しくは、建部町のHP( http://www.town.takebe.okayama.jp/)をご覧ください。
(岡山・生熊)
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