中国臓器狩り:カナダ人調査員来日、緊急報告会開く

【大紀元日本10月17日】 中国大陸の法輪功学習者を狙った中国の臓器狩りの告発について報告書をまとめた二人のカナダ人が14日に来日し、15日から17日の3日間、テレビ局などの取材や記者会見、報告会などを行った。カナダ政府元高官デービッド・キルガー氏(65)=外務省前アジア太平洋地区担当大臣=と国際人権弁護士デービッド・マタス氏(63)は16日、都内のホテルで開かれた緊急報告会「恐るべき中国の臓器移植の実態」(主催・日本戦略研究フォーラム)に報告者として招かれ、18種類の証言・証拠からこの告発は「紛れもない事実」であり、中国がこの蛮行をやめなければ2008年北京オリンピックをボイコットするイニシアチブを取る考えを明らかにした。また、午後には、霞ヶ関の厚生労働省記者クラブで記者会見を行い、日本人が中国に渡航移植しなくても済むようにドナーが見つけられるシステムを作ること、また、中国へ渡航移植しようとする日本人に対し提供者は「良心の囚人」である法輪功学習者である事実を伝えるなど、日本として取るべき行動を10項目にわたり提言した。

愛媛県宇和島市の生体腎移植をめぐる臓器売買事件が今月初めに起きたこと、また、安倍新政権が発足後すぐに訪中したことなどから、会場は、中国の臓器狩りに関心を示す来場者で埋め尽くされた。また、拉致議連会長の平沼赳夫衆院議員やジャーナリストの櫻井よしこさん、日本における江沢民訴訟の代理人の徳永信一弁護士(大阪弁護士会)ら、政財界や司法界関係者、マスコミ関係者なども調査報告に耳を傾けた。

報告会では、はじめにマタス氏が調査結果に至った経緯を説明した。執刀医として臓器狩りに加担した男性の前妻の証言や臓器が短時日で見つかること、法輪功への弾圧が始まってから二年後の2001年から臓器移植手術の数が異常な速さで上昇していることなど、すべての証拠を詳しく検証した結果、法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出しているのは、紛れもない事実であり、本人の意思に反する、法輪功学習者を対象とした、この大規模な臓器狩りは常に存在しているという。強制労働収容所には法輪功学習者以外も収監されていたが、血液検査や身体調査などが行われたのは学習者だけであり、さらに家族や職場に迷惑をかけないように身元を明かさない学習者がほとんどであった。

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エポック・タイムズ上級編集者で、番組『米国の思想リーダーズ』の司会であるヤン・エキレック氏が執筆した『受注に応じた殺人:中国の臓器収奪産業と米国最大の敵の実像』が米紙ニューヨーク・タイムズのハードカバー・ノンフィクション部門ベストセラーにランクインした