【中国「宋代四大書院」】白鹿洞書院掲示の教え④

【大紀元日本2月6日】江戸に幕府が開かれたのが1603年。シェークスピアが、ハムレットを完成させたのが1602年。かくして江戸の朱子学をめぐり、多くの悩めるハムレットが登場する。中国誕生の朱子学は日本においても、そのままではいられなかったのである。

ハムレットの名せりふ「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」は、人類の内面に初めて兆した自由な、あまりにも人間的な意志の決断の迷いの表明である。この意志の自由が、人類の内面で自覚的に体験され始めたことを、ハムレットは告げる。神の摂理に代わる合理精神を手元へと引き寄せて、朱子学がこの迷えるハムレットに時代に即した手当てを施す。朱子学がもたらした理学の体系は、教えではなく学として人間の内面に、良心に代わるイデオロギーの正当性をもたらした。

朱子学がもつこの体系的な科学性が、統治の学として徳川幕府に援用された理由でもある。日本の神道も、国学も、古学も、仏教もこの科学性と一旦は対峙することになる。悩める日本のハムレット達の格闘が、朱子学をめぐって始まったのである。やがて宿命のライバル陽明学も、この格闘に参戦し日本精神の維新に向けて激しく炎上した。

▶ 続きを読む
関連記事
都市の光が星空を覆い、人と宇宙の繋がりが薄れた現代。科学が遠大な宇宙を解き明かす一方で、失われた生命の実感と「天人合一」の古代の叡智を説き、真の夜闇の中で己の起源と精神の故郷を見つめ直す随想
閉ざされたクルーズ船で感染症を防ぐ最も強力な武器とは?ビュッフェの回避や客室の消毒以上に重要なのは、実は「正しい手洗い」だった。ノロウイルスにも有効な石けんと水による20秒の手洗い術など、船旅を快適に楽しむ予防法を専門家が伝授します。
重いギプスで固定する時代は終了?骨折治癒の最前線では、適度な運動による血流増加や、最新の可動式装具を活用した統合的アプローチが主流となっています。冷やす期間の見直しやタンパク質などの栄養ケア、骨粗しょう症のサインとしての警告まで分かりやすく整理しました。
CPAPが使えない睡眠時無呼吸症候群に「舌下神経刺激(気道のペースメーカー)」という選択肢?あご下に埋め込んだ装置が電気パルスで舌を動かし、気道閉塞を防ぐ革新的治療を解説。適用条件や手術の流れ、減量や筋トレを組み合わせた個別の克服法に迫ります。
コーヒーは眠気を覚ますだけではありません。腸内細菌を育む、薬の効き目を変える、鉄の吸収を妨げる。知っておきたいコーヒーの体への影響を、栄養学の専門家がわかりやすく解説します