南北閣僚級会談、ソウルで開幕

【大紀元日本5月30日】北朝鮮の政府代表団が5月29日、韓国を訪れ、南北閣僚級会談が開幕した。今回の会談の主旨は、韓国との関係を和解させるためとみられる。代表団団長は内閣責任参事・権浩雄氏、29日にソウル近郊のインチョン国際空港に到着した。会談はソウル弘恩洞グランドヒルトンホテルで開かれ、6月1日に終了する見込み。米国VOAが報じた。

北朝鮮への食糧援助問題が今回の会談の主要テーマとみられる。韓国政府は5月末から、北朝鮮にコメ40トンの提供に承諾していたが、金正日政権が今年2月の六カ国協議での約束を遵守せず、最終期限の4月までに寧辺地区の主要原子炉を撤廃しなかったため、韓国政府がコメ支援を遅延していた。

一方、金正日政権は、マカオの銀行に凍結されている2500万ドルの資金を獲得しない限り、原子力施設を撤廃しないと出張し始めている。

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