ファンタジー:個人タクシー「金遁雲」の冒険独白(7-3)

【大紀元日本7月20日】私が、金遁雲の中で呼吸困難に喘いでいるとき、車窓からヌゥと巨大な猫のような手が入って来て、その爪が左胸に突き刺さった。「くそ・・・・玉帝・・もう終わりなのか!?・・」すると、その爪は私の左胸から五寸釘のようなものを掻きだすと、果たして私の呼吸は一瞬にして格段に楽になった。意識がはっきりと戻ってきたので、ゆっくりと車窓の外を確認してみると・・

「うわっ!妖怪の化猫女!?」それは果たして猫のような女なのか、それとも女のような猫なのか、真っ赤なミニスカートから見える細い脚が扇情的だが、巨大な瞳が暗闇に光って異様だ。いずれにせよ薄暗い墓地前の街灯では、一瞬妖怪に見える。それが、五寸釘をもって立っている。「あんたの胸に突き刺さっていたよ・・」と言うなり、その釘を側溝に捨ててしまった。「・・・き・・きみは妖怪なのか?あれは何のマネだ!?・・」「失礼ね!命を助けられたくせに!・・あれは猫の手『一把抓(イーパーズゥアー)』※よ!いい所に連れて行ってあげるから、私を助手席に乗せなさい!」。

兎にも角にも私は命を救われた都合上、渋々ドアを開けた。すると、歩行の間もなくあっという間に助手席に収まっている・・「私は日本に来て、日本人は沢山乗せたけれど・・助手席に妖怪を乗せるのは、初めてだよ」「だから、それが失礼だと言っているのよ!」と言って、私の向こう脛を蹴って来る・・・すると、金遁雲が「ぐふふ・・」と一瞬笑った。どうも、悪いやつではなさそうだ。「神宮まで・・・]というので、車を発進させた。時刻はもう「丑みつ時」だ。

▶ 続きを読む
関連記事
運動が体に良いことは知っていても、脳への影響は意外と知られていません。実は、わずか数分の運動でも気分や集中力に変化が現れ、長く続ければ脳の老化対策にもつながる可能性があります
膝の変形性関節症の予防に、ヨーグルトやチーズが関係するかもしれません。日本の成人約1万人を11年間追った研究で見えてきた、発酵乳製品と膝の健康の意外な関係をご紹介します
実年齢は同じでも、脳や心臓の老化の進み方は人によって異なります。血液中のタンパク質から臓器ごとの「年齢」を推定し、症状が現れる前に病気のリスクを見つけようとする研究が進んでいます
「あのとき、違う選択をしていれば」と、昔の自分を責めていませんか。でも、あの頃の自分には、今ほどの経験も心の余裕もなかったはず。過去の後悔と向き合い、自分に少し優しくなるための言葉をお届けします
脳卒中やパーキンソン病の患者の体験を通して、回復に向き合う姿勢を考えます。体の緊張をゆるめる、一つの動きに集中する、小さな練習を続ける。中医学の臨床家が語る3つの工夫と、家族の支え方を紹介します