【ノンフィクション】ナンシーのカルテ(2)

【大紀元日本8月16日】「手術を受けている時、私は自分が2人いるような感覚でした。一人は手術台に載せられていて、もう一人の魂は宙に浮いて、手術の工程を見ているのです。先生が私の乳房から組織を切り取ったり、切り口を縫い合わせていました。先生の熟練した手つきと、その進み具合をよく覚えています。また、看護士の働きに不満を感じたのも覚えています」。

「私は、先生たちが、まるで私がそこに存在していないかのように私のことを話しているのに驚きました。でもすぐに私は、自分の身体がまだ手術台に載っていることに気が付きました。先生は、胸部内の三層の筋肉を縫い合わせたときに、一層一層、違う方法で縫いましたよね。さらに、炎症を防いで水が溜まらないようにするためのチューブを胸に埋め込む時、大小様々な大きさのものを試してみて、最後に一番合うものを埋め込みましたよね。先生が摘出した乳房は、計18ポンド(約453g)だったわ、そうでしょう?」

話をここまで聞いた医師は、真っ青になって椅子から立ち上がり、水を取ってくると言って部屋を出て行った。しばらく経ってからようやく戻って来た医師はナンシーに、「おお、神よ、幸いにも、手術を見ていたのはあなたでした。もし見ていたのが神様だったら、、私はきっと手が震えて、切り口を縫い合わせることもできなかったでしょう...」と話した。

▶ 続きを読む
関連記事
頭痛は「ただの疲れ」とは限らない。くも膜下出血・急性緑内障・脳出血など、命に関わる危険なサインを早期に見分ける方法と、日常でできる予防策・ツボ押し・食事法を専門家が解説
週に一度の料理が、脳と体を同時に刺激し、認知症リスクの低下につながる可能性があります。家庭料理の意外な力とは。
出会いを広げるはずのマッチングアプリが、知らないうちに心を疲れさせているかもしれません。最新研究から見えてきた、孤独感や不安、自尊心への影響と上手な付き合い方を探ります。
呼吸、水、自然、沈黙など、数分でできる小さな習慣がストレスを和らげる助けに。今日から試せる10の方法を紹介します。
何気なく家の中を歩き回るだけでも、体は喜んでいるかもしれません。軽い活動が健康を支える理由とは。