「二十四孝:黄香」 「枕を扇ぎ布団を暖めて」父に孝行

【大紀元日本8月26日】黄香は東漢江夏の人。九歳のときに母を亡くし、母への思いは一際深いものがあり、人々は彼を孝行者と褒め称えた。

黄香は勤勉で、辛さを恐れず、誠心誠意父に仕えた。夏の暑いときは、彼は団扇で父の枕と御座を扇いで涼しくし、冬の寒いときには、自分の体で父の布団を暖めた。彼が十二歳になったとき、太守(郡の長官)の劉護がその孝行振りを聞き及んだ。そこで、彼を役所に招いて、「門下孝子」の扁額を贈り、孝行振りを称えた。

黄香は幼くして古典を熟読し、博学で文に長けていた。彼の書く文は江夏の町にその名が広く知られ、人々は彼を「天下第一、江夏に黄香あり」と褒め称えた。

(出典:『二十四孝』)

(翻訳・瀬戸)

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。