書評:『とおい ところへ いきたいな』(モーリス・センダック著)

【大紀元日本9月25日】どこか遠いところへ、行きたいと思ったことはありませんか? 言葉をおぼえる前に月の彼方を指差したことを、おぼえておいででしょうか? ようやくお母さんのことや新しく生まれた赤ん坊のことなどを、考えはじめた子どもが遠くへいきたいと思ったのです。それは10才以前の子どもが出会う、初めての心の外側であったに違いありません。

主人公のマーチンは、おかあさんに聞きたいことがありました。さあ! それはどんなことだったのでしょう? でも、お母さんは、赤ちゃんをお湯に入れるのに夢中でした。マーチンは大決断します。「ぼくが きくことに ちゃんと だれかが こたえてくれる、とおいところへ いっちゃうから。」

マーチンは「とおいところ」をさがしに出かけます。途中で知り合った年寄りの馬と、すずめに「とおいところ」ってどこか知ってるかいと聞きました。すずめは「とおい ところって、じょうひんな ひとたちが すんでいるところですわ。」と言います。馬は「とおい ところとは、うまが ゆめを みられる ところです。」と言いました。すずめも馬もそう言って泣き出し、二人とも遠いところへ行きたいと言いました。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、コーヒーを飲まずに香りを5分間嗅いだだけで、疲労感や緊張、不安などが軽減したと報告されました。香りと気分の意外な関係を紹介します
体が硬くなってきた、動きが鈍くなったと感じていませんか?スイングと振り子の動きを取り入れた5つのエクササイズで、柔軟性とバランス感覚を取り戻しましょう
夜中に何度もトイレで目が覚めるのは、なぜでしょうか。中医学が考える夜間頻尿の原因と、ツボ押しや生活習慣の見直しなど、自宅でできるケアを紹介します
幸せは、日々の過ごし方や人との関わり方によって変わるのでしょうか。身近な喜びを味わうことから人生の意味を見つめ直すことまで、幸福感を育む10の習慣を紹介します
抗うつ薬を長く飲み続けることには、どんな利点とリスクがあるのでしょうか。再発と離脱症状の違いや、治療を続けるか判断する際に大切な視点を紹介します