人権聖火リレー欧州:ベルギーに到着、政界要人支持表明

【大紀元日本10月2日】先月アテネを出発し世界を巡る人権聖火リレーは9月28日、11番目の国ベルギーの首都ブリュッセルに到着した。翌29日は同国第二の都市アントワープに伝達された。同国の政界要人や、スポーツ選手などは相次ぎ同活動への支持を表明、中国の人権迫害を非難し、生きた法輪功学習者の臓器を強制摘出する犯罪を制止するため、行動を起こすようと呼びかけた。

トングレン市のブルメスト氏とドュトレ氏、国会議員ファーラン氏は、支持を示す共同声明文を発表し、「中国当局は拷問を濫用し続けている。新たな確たる証拠によれば、彼らは生きた法輪功学習者の臓器を強制摘出している。このような人道に反する罪状は、オリンピック憲章と相反している」と書き記し、我々は共に人権の聖火を受け継いでいくと述べ、トングレン市を代表して、正義・公正を求める聖火リレーへの支持を強調した。

カストリーの市長は、「中共政権は多方面において人権を違反している(中略)。特に2008年北京五輪の開催に際し、民衆を監禁、迫害、拷問、殺戮している。これらはすべてオリンピック精神と融合できない。中国人は民主の国で生き、基本な権利を尊重する法体制を有するべき」などと支持のメッセージを寄せた。

ルイセレデの市長などは、今回の聖火リレーの主催者である法輪功迫害真相調査連盟(略称・CIPFG)に書状を送り、支持の意向を表明し、より多くの市民に伝えるために、現地の雑誌での報道を提案した。

同国の議員、ボクシングのミドル級元世界チャンピオンのダイアロ氏は、聖火の歓迎式典に参加し、ランナーを務めた。同氏は、「オリンピックの機会を利用して、中国で発生している事を明らかにし、選手の関心を引き起こすべきだ。彼ら全員はこれらの情報を伝達することもできる。多くの人は中国で発生していることを知らないでいる。中国の経済発展ばかりが論じられ、人権問題を回避している。選手に中国で発生していることを知らせるのは非常に重要だ」と述べ、議会に関連情報を伝え、欧州議会に中国を経済制裁する決議案を提出するよう反対党の議員に働きかけると表明した。

国会議員、ボクシングのミドル級元世界チャンピオンのダイアロ氏は同国の聖火ランナーを務めた(大紀元) 

同国の有名バスケットボール選手ウォータ氏は試合のために歓迎式典に参加できなかったが、以下のメッセージを送り届けた。「オリンピックに参加するのはすべての選手の夢だが、人権などの基本権益を侵害する前提と共存できない」。

支持を表明したウォータ選手

1996年と2000年オリンピックの柔道のメダルを獲得したバンデカベイェ氏や、動物愛護団体のガイア会長、モトクロス世界選手権の元チャンピオンのステファン・エバーツ(Stefam Everts)氏、舞踊家のキアスマイケル氏なども支持するメッセージを送り届けた。

支持表明をしたステファン・エバーツ氏

支持表明をしたバンデカベイェ氏

また、ウィクロン市の市議会は8月17日の会合で、今回の聖火リレーを支持すると宣言した。

(記者・李玥、張子純 翻訳・叶子)
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