<北京五輪>隔離を涙ながらに訴えたベルギー選手、一転して選手村入り IOCが介入

2022/02/04 更新: 2022/02/04

北京冬季五輪に出場予定のスケルトン女子ベルギー代表のキム・マイレマンス(Kim Meylemans、26)選手は中共ウイルス(新型コロナ)の検査で陽性となったため選手村に入れなかった。その後、隔離施設の検査で2回続けて陰性判定を受けたが、選手村入りを認められないとSNSの映像を通じて涙ながらに訴えた。

国際オリンピック委員会(IOC)の介入もあり、その日のうちに隔離が解かれ、選手村入りを果たした。

マイレマンス選手は先月30日、北京到着時の検査で中共ウイルスの陽性判定を受け、隔離を強いられた。

その後、3日間隔離され、検査でも2回続けて陰性判定を受けたが、選手村入りを認められず、別の隔離施設に移されていた。

同選手は2日、インスタグラム上の動画で、「こんな孤立状態で五輪に耐えられるかどうか、確信が持てない」と涙ながらに訴えた。

動画はSNSを通じて拡散された。IOCが介入し、その日のうちに隔離が解かれた。

彼女は翌日に選手村に戻ったが、濃厚接触者に分類されたため、宿泊や食事、トレーニングは全て1人で行っている。

マイレマンス選手は出発前に10回以上検査を受け全て陰性だったが、予期せぬことに北京で陽性が出た時にはショックを受けたと述べた。

今大会では選手や関係者を外部と完全に切り離して接触させない「バブル方式」が実施されている。

バブル内で陽性になった場合、症状の有無に応じて指定病院、または隔離施設に送られる。その後の検査で24時間で2回陰性とならなければ、バブルに戻れないと規定されている。

1日までの統計では、これまでに出場予定の選手約50人に陽性判定が出ている。

(翻訳編集・李凌)

関連特集: 国際