【乾坤に生きる】太平天国の夢やぶれて③

【大紀元日本10月9日】もともと過激な布教集団である太平天国軍は、無学な民衆に向けてのプレゼンテーションが極めて巧みであった。

太平天国軍は、通過する各地で政府倉庫を開かせて食料を配り、地主や金持ちの土地・財産を取り上げて貧しい人々に均等に分配した。農民たちは感激し、そのことを近村に伝えてさらに人を集め、救世軍が出現したという噂を広めていったであろうし、また、そうさせられたはずだ。

太平天国軍の軍紀が厳正であったことに対して、清軍のそれは盗賊同然に腐敗しきっていた。清朝の重税にあえぐ民衆にとっては、前者にすがる以外の思考はもてなくなる。

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