【神韻芸術】「神韻」が広める素晴らしき「機縁」

【大紀元日本2月17日】2月15日、「神韻芸術祭」日本公演最初の地、東京での千秋楽公演がおこなわれた。

12日と13日は老舗の東京厚生年金会館での公演であったが、3日目は平成6年完成の新しい劇場・文京シビックホールでの公演である。音楽専用に設計されたコンサートホールであるため音響効果は抜群で、団員による開演前のリハーサルにも一層の熱気がこもっていた。

さて今回で2回目となる「神韻芸術祭」日本公演であるが、この「神韻」にむけてスタッフやボランティアが街頭などでPR活動をしている間に、通りがかりの人との不思議な「機縁」を感じることが多くあった。

「神韻」のチラシやポスターを見て、「強く引きつけられるものを感じた」とその方々は言う。「そして、すぐさまチケットを買い、今日ここへ来たのです」と、会場にいた記者やスタッフにわざわざ告げてくれるのである。

今日来場してくれた吉田十三さんも、そのような一人であった。

たまたま通りかかった上野公園で、「神韻」のポスターを目にして足を止めたところ、チラシを手渡された。どんなイベントなのかは分からない。しかし、ご本人の言葉によれば「その時、力強い波動を感じた」という。

チラシを渡したスタッフの勧めもあって、チケットを購入した。2階後方のB席を一枚。

吉田さんの席は、記者の隣であった。そのご縁で、「ここはステージからは遠いですが、全体がよく見えるという点では、むしろ特等席ですよ」と記者から声をかけ、さらに観劇後にご感想を聞かせてくださいと、取材のアポをとったところでいよいよ開演である。

最初の演目「萬王が世に下る」の幕が上がったその時から公演の最後まで、隣の席の吉田さんは、「うおー、すごい!」の連発。あまりにも声が出てしまうので、記者は隣ではらはらしたが、吉田さんの興奮は止まりそうもない。

舞台上では演目の途中であるにもかかわらず、隣の吉田さんから「すみません。ボールペン貸してください」と、やや唐突な声がかかる。その後は、記者から受け取ったペンで何やら紙に書きながら、また時折「うおー」の声をはさみながら、吉田さん流の「神韻」鑑賞はフィナーレとなった。

いかがでしたか、と記者が感想を聞く前に、吉田さんの方から「僕はしゃべるのが下手なので、ここに書きました。これを使ってください」と例の紙を記者に手渡す。そして、「ありがとうございました。素晴らしかったです。来年も必ず見に来ます」といい、照れくさいのか足早に去ろうとする。

お差支えなければ写真を一枚よろしいですか、と記者が頼むと「どうぞ」と言ってくれる吉田さん。最初にチラシを手渡したスタッフに「またご連絡します」といい、「これから僕も気功を始めますよ」と告げて、柳を揺らす風のように、いつの間にかいなくなった。

「不思議なお客様」が記者に残してくれた紙片には、次の言葉が書かれていた。

「雄大かつ壮大な音楽と、しなやかで強靭な踊りが見事に融合していました。神からの波動と、ダンサーの波動とが呼応しているように思えました。踊りで、難しいといわれる集散離合も、皆ピッタリ息が合っている。衣装も素晴らしいです。これほど見事な踊りを見たことがない。天をも感動させるでしょう。どの演目も素晴らしい。感動、感動の連続でした。来年も必ず見たいと思います」

素晴らしい芸術が観客の心の琴線に触れたとき、その人の人生にも影響する感動を与える。本物の「文化」とはそういうものであり、「神韻芸術団」はまさにそのために世界巡回公演を行っているのである。

「神韻」が引きつける観客とは、それが理解できるからこそ選ばれた人なのではないか。あるいは、それを「機縁」と言うのかも知れない。記者は、ふとそんなことを思った。

「神韻芸術団」日本公演は2月17日、名古屋・名鉄ホールに舞台を移して新たな感動を呼ぶ。開演時間は、13時と18時の昼夜2回。

 (記者・牧)
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