【神韻芸術】コメディNo.1前田五郎さん「文化は全てを忘れさせてくれる」

【大紀元日本2月21日】20日夜、神韻芸術団日本公演の最終日、最終公演に、吉本興業のお笑い芸人で、坂田利夫さんとコメディNo.1でコンビを組んでいる前田五郎さんが、次女で吉本新喜劇の俳優・前田まみさんと鑑賞に訪れた。

五郎さんが一番印象深かった演目は、太鼓の演奏だという。特に、前半最後を飾る『大唐の鼓吏』が威風堂々としていてよかったとし、「自分でも叩いたことがあるが、大きい太鼓は音が中に吸い込まれていくので、力が要る。今日の公演ではみんながきれいに揃っているというのはすごいことだ」と感想を語った。

一方、まみさんが一番印象に残った演目は、「若者が仏像に服を掛けてあげて、仏像が動き出し、若者がよい心を取り戻す」という演目(善念が佛縁を結ぶ)で、「すごく奥が深い話だと思う」という。

2時間半近くに及ぶ本公演で演じられた20の演目の中で、二胡の独奏と3つの独唱以外すべて舞踊であった。しかも、ソロやデュエットといった少人数のものはなく、いずれも10~20人のダンサーによる群舞であったため、すばらしいパフォーマンスを見せるにはかなりの訓練を要すると考えられるが、それについて五郎さんは、「全員が本当にきれいに揃っているので、まるで一人が演じているようだった」と驚き、「もし誰かが間違ったら、目立って仕方ないでしょうね。全部が揃っているというのは本当にすごい」とひとしきり感心していた。

一方、まみさんは、舞台で演じる立場にある俳優の目から見て、「セリフもなくて、体の表情と動きだけでストーリーを進めていって、話を伝えることができるというのはすばらしい」と感想を語ってくれた。

本公演では、全演目を通じて、きらびやかで美しい衣装が印象的だが、それについて五郎さんは、「日本は、豪華絢爛にやったら、それをカバーするために、ある程度は地味にいく。ところが、今日の公演は、全体的に全部カラフルで、しかもそれに飽きが来ないというのはすごい。大阪弁で言えば、『はでやなあ』というのがあったときは、日本人の場合は、その後に地味にいくのだが、今日の公演の場合は、『はでやなあ』の連続だったが、全然違和感がなかった。構成のすごさかな」と感心していた。

また、二胡の演奏は映画『ラストエンペラー』で聴いたことがあるが、生で聴くのは初めてというまみさんは、「すごくきれいな音色だと思う。あんな小さい楽器から、ああいうすばらしい音が出るのに驚いた」といい、同じく生で聴くのは初めてという五郎さんも、「何でも『生』がいい。太鼓も『生』がいいし、踊りも歌も『生』がいい」といい、その上で、「いろいろなものを見に行くが、あまり気に入らないものは時間がなかなか経たない。今日はさきほど時計を見て、『もうこんな時間?』と時間を忘れてしまうほど、大変いいものを見せてもらった。それくらい演出が上手だった」と絶賛した。

最後に、「日本と中国の間にいろいろな問題があったとしても、こういう文化を通じて仲良くやれる。戦っている部分があるが、文化はそういうものを全部忘れさせてくれる。『中国はどうや、日本はどうや』というのを全部忘れさせてくれるのが芸術だ。こういうのを観たら、そういうことは起こらない。ぜひ、そういうことを言うてる人に観てもらいたい。そうすれば、心がなごやかになる」と締めくくった。

(記者・瀬戸)

関連記事
都市の光が星空を覆い、人と宇宙の繋がりが薄れた現代。科学が遠大な宇宙を解き明かす一方で、失われた生命の実感と「天人合一」の古代の叡智を説き、真の夜闇の中で己の起源と精神の故郷を見つめ直す随想
閉ざされたクルーズ船で感染症を防ぐ最も強力な武器とは?ビュッフェの回避や客室の消毒以上に重要なのは、実は「正しい手洗い」だった。ノロウイルスにも有効な石けんと水による20秒の手洗い術など、船旅を快適に楽しむ予防法を専門家が伝授します。
重いギプスで固定する時代は終了?骨折治癒の最前線では、適度な運動による血流増加や、最新の可動式装具を活用した統合的アプローチが主流となっています。冷やす期間の見直しやタンパク質などの栄養ケア、骨粗しょう症のサインとしての警告まで分かりやすく整理しました。
CPAPが使えない睡眠時無呼吸症候群に「舌下神経刺激(気道のペースメーカー)」という選択肢?あご下に埋め込んだ装置が電気パルスで舌を動かし、気道閉塞を防ぐ革新的治療を解説。適用条件や手術の流れ、減量や筋トレを組み合わせた個別の克服法に迫ります。
コーヒーは眠気を覚ますだけではありません。腸内細菌を育む、薬の効き目を変える、鉄の吸収を妨げる。知っておきたいコーヒーの体への影響を、栄養学の専門家がわかりやすく解説します