新疆抗議デモ鎮圧事件:デモ参加者8割が女性、ウイグル女性の域外強制就労に抗議
【大紀元日本4月2日】中国新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)で先月、千人規模の抗議活動が発生した。中国当局は大規模な鎮圧に踏み切り、抗議者を500人ほど逮捕した。事件を発表した世界ウイグル族代表大会スポークスマンによると、当局は鎮圧の真相が外部に漏れないように情報封鎖を強化したという。
抗議事件は3月23日~24日の二日間にわたり発生し、千人ほどの抗議者のうち女性が8割を占めた。当局は抗議者を500人も逮捕した。抗議活動を他のウイグル人住居地に拡大しないように政府は同地域を封鎖した。公安、国安の警察は大勢、現地に駐屯しているという。
スポークスマンによると、抗議民衆は当局に向って、拘禁されたウイグル人への酷刑虐待の停止、政治犯として拘禁されている者の解放、及び政府に強制的に同地域から他省に連れ出され、強制労働させられている未婚の女性たちの帰郷を求めた。
中国政府は技術研修や貧困解決の大義名分でウイグル族未婚女性を中国各地の工場に送り込んだ。これらの女性は、安い賃金で長時間働かせられている。は売春を強制された女性もいるという。今回の抗議活動に女性が多く参加したのには、こうした人権侵害の事実がある。
世界ウイグル族代表大会は国際社会に中国新疆地域での中国政府の暴行を注目するように呼び掛けている。スポークスマンは、ウイグル族の人権問題を国連で取り上げることを望んでいると述べた。
(翻訳/編集・侍傑)
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