中国当局は大地震の予兆を把握していたのか=記者会見で深まる疑惑
【大紀元日本5月14日】12日に発生した四川大地震の被災地域は悲惨な状況下に置かれている。市中では中国国家地震局が地震発生前に民衆による予知警告を受け取っていたが、北京五輪中の社会安定維持要求に基づき、これらの発表が禁じられていたという噂が流れている。このような疑問に対し、同局職員はこの日開かれた記者会見においても直接的な回答を全て回避していたという。
中央社の報道によると、中国国務院報道事務室が13日開いた記者会見では、中国民政部副部長・羅平飛氏、中国地震局ニューススポークスマン・張宏衛氏、中国民政部被災者救災局局長・王振耀氏、中国地震台網センター副主任・張暁東氏などが記者の質問に答えた。
最初に質問した「シンガポール連合早報」の記者は、彼らが受けた四川省地震局職員7人の訴えを示し、これらの職員が数日前に地震の予兆に気付いたが局では五輪前の安全保障のためにこの情報を発表することは禁じられていたということを指摘した。
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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。