四川大地震:中国地震局、専門家の予報を無視
【大紀元日本5月17日】5月12日の四川大地震発生後、中国科学院エンジニアリング地質力学重点実験室研究員の李世輝さんは同夜、自分のブログに「地震予報専門家は今回の大地震を予報したが、無視された」ことを発表し、人々の強い関心を引き寄せた。多くのネット利用者はこの内容を転載して、当局の姿勢を非難した。
*四川大地震を予測した専門家
李世輝さんは文章の中で「四川省汶川で発生した大型地震を聞き、中国の地震科学者・耿慶国さんは落胆し、心を痛めている」と綴った。耿さんは中国地震局研究員で、中国地球物理学会天災予測専業委員会の副主審でもある。
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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。