四川大地震:被災地ダム決壊恐れ、防疫も急務
【大紀元日本5月20日】中国四川省で5月12日に発生した大地震の死者数は19日、3万2千人以上に上った。現在も頻発する余震のほか、ダム決壊、伝染病の流行などの2次災害が懸念されている。
VOAによると、5月18日午前1時過ぎ、四川省被災地では再び震度6の強い地震が発生し、江油、青川、平武、綿陽、成都、徳陽等地区においても強い揺れを感じた。17日、胡錦濤中国総書記が被災地で被災者および救助隊に対して、スピーチをしている際にも余震が発生した。
*ダム決壊の場合、被害は地震同様甚大
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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。