【大紀元日本6月21日】春節(旧正月)のときに、北京の地壇公園で縁日が開かれました。時期はずれですが、そのときの写真を何枚かご紹介しましょう。
地壇公園で開かれた縁日はたいへんな賑わいでした。縁起のいい色として中国人の大好きな赤で通りを飾っています。少し小さいですが、中央上に縁起物の「福」の字も見えます。(撮影=LG、2008.02)
凧を売る店。ちょうちょや鷲の形をした立体凧あり、龍の頭の連凧あり。縁日にちなんで、凧も赤が基調です。(撮影=LG、2008.02)
嗅ぎタバコを入れる小瓶に絵を描いている人。昔は、手前に並んでいるような平たい小瓶に、中に絵を描き、それに嗅ぎタバコを入れて持ち歩いたようです。針の先ほどの細い絵筆で、驚くほどに緻密な絵を描いていきます。今描いている瓢箪型のものは、単なる飾りで、仕上げに赤い房を付けます。手前の平たい小瓶も、今はただ単なる飾りでしょうが。(撮影=LG、2008.02)
瓢箪の飾りを売るおじさん。中国では、瓢箪は中華民族の始祖とされている伏羲(ふくぎ)と女媧(じょか)の伝説にも登場するほどに古い吉祥物の一つで、このような飾り物や切り絵などが随所に見られます。(撮影=LG、2008.02)
この人が売っているのは瓢箪笛。もともと、吉祥、幸福を呼び込む楽器として、ダイ(人偏+泰)族に代々伝わるもので、ダイ族の若者は、この瓢箪笛を上手に吹いて、意中の女の子の心を射止めると言われます。(撮影=LG、2008.02)
日本では夜泣きそばや豆腐売りを思い浮かべるチャルメラ(左)と、厳かな雅楽演奏に登場する笙(しょう)ですが、中国では、賑やかな結婚式にも、物静かな葬式にも登場します。特にチャルメラは、吹きようによっては、非常に物悲しい音にもなるようで、葬式でも違和感がありません。ただ、広い中国でも、今は農村の一部で残っている程度でしょうが。(撮影=LG、2008.02)
(DZ)
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