中国各地、民衆抗議事件相次ぐ

【大紀元日本7月5日】上海閘北公安局で7月1日、民衆が警察を襲撃し5人が死亡した事件に次いで、湖南省張家界市の政府庁舎でも2日、計画的な爆発事件が発生し、建物の一部が破壊され、爆発現場にいた12人が負傷し、そのうち5人が重傷を負った。この事件に関する情報を発信した多くのブログは直ちに中国当局に削除された。

湖南省政府系報道ネット「紅網(ホン・ワン)」によると、今回の爆発事件の容疑者は永定区西渓坪街道事務所・彭家巷社区七組の住民、農業を営む田開友。同容疑者は、自宅が取り壊されたことを不満に、液体ガスをいっぱいに詰めた2本の容器を農業用三輪トラックに積み込み、点火して庁舎構内に乗り入れ、爆発させたという。

張家界報道ネットによると、爆発発生後の現場はすぐに警察に封鎖され、記者の立ち入りおよび写真撮影が禁止された。また、現場の床には血痕が至るところにあったらしく、粉々になったガラスも床一面に散らばっていたという。付近の建物のガラスも爆風で吹き飛ばされたが、付近の住民に負傷者はいないという。

▶ 続きを読む
関連記事
1月初めから中旬まで、中国各地で数万人を超える大規模な抗議デモが相次いでいる。トラック運転手の新制度抗議やタクシードライバーのストライキ、土地を失った農民の保障要求など、訴えの内容はさまざまだが、警察は多くのケースで暴力をともなう強制解散や逮捕を行った。
【大紀元日本6月13日】四川省巴中市で8日、警察官による暴力事件が発端で、市民1万人と警官隊との衝突事件が起きた。衝突は深夜1時まで続き、多数の負傷者が出た。ラジオ・フリー・アジアが報じた。 8日夜、
6月6日、双橋区の住民数千人が大足県との合併に反対するデモを行った。当局は機動隊を出動し弾圧した(ネット写真)【大紀元日本6月12日】四川省重慶市大足区で6日、数千人に上る抗議デモが発生した。当局は数
 【大紀元日本5月3日】四川省重慶市江北区魚嘴鎮の楼房村で4月20日、現地政府による土地収用をめぐって警察が村民に暴行を加え、村民30人以上が重軽傷を負う事件が発生した。半数を超える20人以上が重傷で
 【大紀元日本1月29日】6千人の従業員を抱える深セン東道物流公司(DDS)の支社がこのほど、相次いで倒産し、多くの失業者が未払いの賃金を求めて各地でデモを起している。25日には広州市東莞地区の従業員