行方不明の高智晟弁護士、監禁され拷問か

【大紀元日本8月6日】北京五輪前、国際派人権弁護士高智晟の現状について、希望の声ラジオ局(本部・アメリカ)に電話が入った。高弁護士が行方不明になって一年近く経つ。

昨年9月22日に忽然と失踪した高弁護士は、実は警察当局に連行されたという。現在も未明の場所に監禁されており、2ヶ月にわたる拷問を受けている。拷問は「想像に絶する」ほど残酷なものという。高弁護士は自分の信念を放棄せず耐え続けている。警官らも高弁護士の不屈な精神にひそかに同情を寄せている。

この情報筋によると、高弁護士は裸にされ、床に倒され、複数のスタンガンで同時に何度も電撃されたり、睡眠を取れないなどの拷問を受けたり、常に殴打されたりしているという。その手段はとても卑劣なもので、高弁護士の人格は完全に踏み躙られている。

当局側は高弁護士が三つの要求を受け入れれば拷問をやめるとしている。一つめは法輪功を批判する文章を書くこと。二つめは法輪功創始者を誹謗中傷する文章を書くこと。そして、三つめは共産党を美化する文章を書くことである。

しかし、高弁護士は妥協せず、これらの要求を拒否した。肉体の痛みと精神的な苦しさから、高弁護士は自殺さえ考えているという。電話の中でこの情報筋は何回も「想像に絶する」という言葉を使い、拷問のひどさを強調した。

高弁護士の家族は全て、現在も当局によって地方に移動され、オリンピックが終了するまで帰京が許されないという。

(翻訳/編集:高遠)
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