サンフランシスコ:中国共産党離脱運動の支援パレード・集会開く

【大紀元日本10月5日】米国のサンフランシスコ市の中華街で9月28日、中国国内の共産党からの脱党運動を支援するため、パレード集会が行われた。

中国当局の建国記念日10月1日を前に、国内では4340万人が大紀元サイトで共産党とその関連組織からの離脱を表明した。

今回の活動には法輪功学習者や、全世界脱党支援センターの支持者、中国民主化運動の活動家などが参加した。

法輪功学習者の「天国楽団」もパレードに参加(大紀元)

パレードは中華街で行われた。終点の広場では、集会が開かれ、勃発する中国共産党離脱運動を祝い、その政権の本質をさらに暴いた。

集会の様子(大紀元)

集会の司会者・王楓氏は、大紀元時報のシリーズ社説「九評共産党」は真の意味で中国共産党の本質を克明に暴いたため、多くの中国人は読んだ後脱党を決心したと説明、「『真・善・忍』を堅持する法輪功団体をも弾圧しているため、その党の行く末は崩壊の道しかない」と述べた。

全世界脱党支援センターの代表・馬有志氏は発言で、中国共産党が執政してから、8000万人以上の中国人が弾圧等によって命を失ったと指摘、「我々が中共の暴政を容認すれば、中華民族の災難は引き続き継続します。共産主義は人類を害するガンであるのは立証済み。我々は目覚めるべきときが来た」と述べた。

ハイテク企業のソフトエンジニア、法輪功学習者であるユウキン氏は共産主義時代のルーマニアで約30年生活した。彼は集会で発言、自分の家族が共産党から受けた数々の迫害を挙げ、「(当時の)学校で学んだ知識のほとんどは事実への歪曲であり、共産党統治の社会は正常な社会ではない」と語った。

発言するユウキン氏(大紀元)

90年代に米国に留学、スタンフォード大学で博士号を取得した中国人学者・宋さんも集会で発言した。彼女は、「私は認めざるを得ないのは、自分は中共に洗脳されている。中国人の心に潜む根深い恐怖感は、中共の洗脳に由来するもの。善良な本性を蘇らせ、恐怖から抜け出そう」と脱党を呼びかけた。

1989年大学生が政治改革を求める民主化運動「天安門事件」に参加した鄭存柱さんは国内で中国民主党(注:民主活動家らが結成、中国共産党に取締られている)に入党、3年前に米国に渡った。彼は海外の中国民主党のメンバーを率いて今回の活動に参加、中国当局による法輪功弾圧への反対を示し、脱党運動は非常に正義ある運動で、国民に中共の本質を暴露できたと評価、中共を解体することは中国が未来に邁進する第一歩であると述べた。

発言する中国民主党の代表・鄭存柱氏(大紀元) 

(記者・周容、張倩、翻訳編集・叶子)
関連記事
私は経済記者として1990年代後半から日本経済、そしてさまざまな産業を見てきた。中でもエネルギー産業の持つ力の巨大さ、社会全体に影響を与える存在感の大きさが印象に残り、働く人の真面目さに好感を持った。特にその中の電力産業に関心を持った。
イスラエル・パレスチナ問題をめぐる分断は米国社会に大きな爪痕を残している。年末に米大統領選を控えるなか、中国共産党が背後で影響力を行使していることに警戒しなければならない事態となっている。
不思議な現象がある。メディアが作り出す世論を、SNSでは作ることができない。オールドメディアの影響力が強い沖縄では、中国共産党への警戒を呼びかける一般人の声がかき消され、人々は真実の情報を入手できない境地に陥っている。
世界トップ3の信用評価機関の一つであるフィッチ・レーティングスは中国の金融状況を懸念している。同社は今月初めに中国の高格付けであるA+を維持しつつ、経済見通しに関する格付けを下方修正した。
中国共産党の統治に反感を抱く中国人が続々と東京に集っている。識者らは、辛亥革命時に日本人が孫文らを支援した歴史を想起し、「義を見てせざるは勇なきなり」の精神で中国人と付き合うべきだと指摘した。