【ショートストーリー】平和の振り子
【大紀元日本10月29日】銀座のとある喫茶店「ラブ・アンド・ピース」には、毎週のようにうるさい市井の論客たちが集まっては時事談義に花を咲かせる。
「…しかし何だね。アメリカのサブプライムローンてのは、素人にはよく分からないね。そもそも他人様の住宅ローンを証券化して何も知らない顧客に売り捌いたってんだから驚いた!世界の警察官も焼きが回ってきたって証拠かな?」、老舗呉服店の主人が鼻を赤らめて力説する。
すると、それに追従するかのように、「世界の金融の中心はアメリカですからね。これに税金を700兆円も注入するとですよ、米国内の内需が冷え込みますから、各国とも輸出が伸び悩んで同時株安の円高不況になりますよ。ああ、年の瀬が怖い!」と証券会社の支店長がワザとらしく息巻く。
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