【大紀元日本10月31日】10月の第一週末に、今年最後の行楽シーズンと思ってりんご狩りに行ってきました。
マンハッタンから西に車で45分くらい走ると、ニュー・ジャージー(NJ)の郊外にある中規模なリアメデ農場(RIAMEDE FARM)に到着しました。都会の喧騒からは想像もつかないほどのんびりとした農園で、郊外の高級住宅街モーリス・タウンの近くにありました。
お目当てのリアメデ農場に到着。ハロウィーン間近で、パンプキンが出迎えてくれました。(写真=大紀元)
さわやかな秋晴れの下、農場入り口でくつろぐ親子(写真=大紀元)
りんごは今や、ニューヨークのシンボル・マークで、観光土産にされる「アップル」は有名で、鍵、マグ・カップ、スプーン、帽子やT-シャツなどあらゆるみやげ物にデザインされています。
ところで、今回私のお目当てのりんごは「富士りんご」で、1週間ほどの短い開放期間が一般市民にあてがわれていました。先週は「陸奥」でしたが、すべて採取されて無くなっていました。
アメリカでも、日本のりんごは人気が高く、他の品種より2~3割高めですが、みずみずしく甘みがあって中に蜜があるりんごは、一度食べたら病みつきになるようです。
私が最初にアメリカに来たときは、マッキントッシュという酸味があって皮の部分がパリッとしてはじけるような食感のあるりんごがおいしいと思いましたが、最後はやっぱり「富士りんご」に戻ってきました。
アップル・パイやジャム作りには、酸味が強いレッドなどの品種の方が美味しいようですが、ついこの間飲んだ、富士りんごだけで作られたジュースは、とても上品な味わいで期待どおり満足できました。
そこの農園のりんごの木は、どれも非常に背丈が低く、驚きました。日本のテレビで見たりんごの木は背丈があって、りんごを採取するのに、農家の人が梯子を使って採っていたのを覚えています。ここでは、少し手を伸ばせば取れるような高さにりんごが実っていました。カートを引きずりながら、用意した袋の中になるべく熟れた赤いりんごを手でもぎ取って次々に放り込みます。
真っ赤に色づいたりんごをバックに、ハイ、ポーズ!木の丈が低くて、どのりんごも手を伸ばしたら届きます。(写真=大紀元)
食べ放題で、入場料がたったの1ドル(100円)です。りんごは採り放題ですが、すべて買い取り式で、自分で採ったりんごは買わなくてはいけません。
りんご狩りを楽しみながら頬張ったりんごはちょっと固めでしたが、みずみずしくて甘みがありました。2個食べるのが精一杯で、ほとんどが持ち帰りになりました。
結局、支払いのために計量してみたら、一籠20ポンド(約9kg)もあって、25ドルにもなってしまいました。しかも、お土産にレジのところで売っていた美味しそうなパンプキン・パイ(10ドル)とりんごジュースで作ったドーナッツを3パック買ったので5千円近く散在し、すこし高めのりんご狩りになってしまいましたが、天気は最高で、車の中から見えた木々に紅葉が始まっていて、高速道路沿いの景色にうっとりしながら帰り道の車中でも十分に楽しめました。
レジのある店内には、ハロウィーン用のきれいな飾りがたくさんありました。(写真=大紀元)
帰る途中で見かけたおもしろいハロウィーンの飾りつけ(写真=大紀元)
その日のうちに向かいのご近所におすそ分けし、次の日には会社に持って行って、身近な人たちみんなでニューヨークの秋の味覚を満喫したのでした。
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