四川大地震発生から半年 悲しみなお続く被災者たち
【大紀元日本11月16日】四川大地震の発生から半年が経過した。被災者にとって長く感じるこの半年において、震災で家族を失った人々は悲しみから立ち直ったかどうか、安定な生活を送っているかどうか、おから(手抜き)工事で子供を失った親たちは未だに責任者を追及しているか、また寒さが深まり、四川の人々は暖かい仮設住宅に住めたかどうかなどについて、本紙は四川被災地の人々や、雑誌『文化人』の編集委員会の副主任で、環境保護活動家でもある譚作人さんにインタビューを行った。
厳しい冬を迎えようとする被災地
寒さが深まるにつれ、四川被災地の人々の生活はますます注目されるようになった。中国各地で被災者への冬用の衣服や布団を寄付する動きが強まっている。 都江堰の康さんは記者に「最近、私たちはこの地区のコミュニティから布団や衣服の配分をもらいました。服はほかの地域の人々が寄付した古着です」と話してくれた。
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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。