WHO、新型インフルエンザ、パンデミックと言える段階ではない
【大紀元日本5月13日】 ロイター通信によると11日、WHO国際保健機関は、新型インフルエンザは北アメリカ以外では人から人への感染が続く様子はなく、パンデミック(世界的大流行)といえる段階ではないと発表した。
WHOのフクダ事務局長補代理は、豚インフルエンザがパンデミックの要因になるかどうかを決めるのは時期尚早であると話した。
またフクダ氏は「未だレベル5に設定されており、混乱した状況で、ほぼ毎日状況が変わっている」と述べた。
WHOは世界で4379人感染者を確認。もっとも影響があるのは依然北米で、アメリカだけで感染者は2600人いる。
メキシコでは2週間ぶりに子供たちがマスクをつけて登校する姿が見られた。先週、学校など教育機関は床から天井まで磨かれて、生徒たちは厳しい衛生規則にしたがうよう言われている。
「マスクが守ってくれることはわかるけれど、かゆくなって気持ちわるい」と、メキシコシティの学校に通う10歳のパメラは話した。
多くの子供たちがマスクをつけているが、マスクが感染を防げるという証拠はどこにもない。
コルドバ保健相によるとメキシコの死者数は56人に増加。感染者数は2059人にのぼっている。
11日には、キューバで初めて感染者が確認された。
(翻訳編集・西村)
関連記事
ミャンマーが壊滅的な地震に見舞われている中、中国共産党は静かに影響力を強めている。軍事政権に武器を供給し、人道支援を妨害し、危機を利用して習近平の「一帯一路構想」世界拡大戦略を推し進めている。
米国防長官がパナマ運河の戦略的重要性を強調し、中国共産党(中共)の影響排除を表明。米中の地政学的対立が中南米にも波及。運河を巡る緊張が高まる。
トランプ米大統領が関税拡大を進める中、スペインのサンチェス首相は4月9日からベトナムと中国を訪問する。日本では公明党の斉藤鉄夫代表が4月22日から25日にかけて中国を訪問する予定だ。
オーストラリアのアルバニージー首相は9日、中国側が呼びかけたトランプ米大統領の関税政策への“共闘”提案を拒否した。独自の外交姿勢を強調し、対中協調には応じない姿勢を明確にした。
米国とパナマが安全保障覚書に署名。米軍艦にパナマ運河の優先・無料通行権を付与し、中国共産党の影響力に対抗する。