中国湖北省:行政幹部の不正と疑惑の死亡事件、大規模抗議に発展
【大紀元日本6月23日】中国湖北省石首市で、6月19日から数万人の市民が街頭で抗議活動を展開した。2日間警察と対峙した後、当局は大量の武装警察を動員して抗議する市民を鎮圧。死者が出たかどうかは不明。現地情報によると、ことの発端は、現地政府の幹部の麻薬取引を知ったホテル料理人の謎の死である。
6月17日夜、市内のホテル「永隆大酒店」で、同ホテルに勤める23歳の料理人、塗遠高さんが3階から落ちて死亡した。墜落現場には血痕がなく、一方、その耳、口、鼻からは出血の跡があり、生殖器はひどく傷つけられ、頭部には釘が打ち込まれていた。この謎の死に対して、当局の検死結果は自殺と判定した。一方、内情を知る人によると、死者は生前ひどい虐待を受けて亡くなった後、ホテルから投げ落とされたという。
同ホテルの共同経営者に、同市の副市長と公安局の副局長が含まれている。経営難に陥っている同ホテルは今、麻薬取引の巣になっている。そのことを知ってしまった塗さんは労働報酬のことで経営者らといささかを起こした際、密告すると脅したため殺されたという。同ホテルで不審な死に方をしたのはこれで5人目だという。
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