マンション新築による周辺建物の基礎破壊に抗議=上海

【大紀元日本7月22日】19日午前、売り出された新築マンションの入口に多くの市民が集まり、一部の人々は「家屋が損傷した、命が危険に晒されている。誰が我々の住居を守ってくれるのか」などの横断幕を掲げ、また100人近い市民が「宝華は生命の安全に危害を加えている」と書いた紙を手に抗議した。

抗議に参加した張さん(女性)は、自分たちは三湘花苑コミュニティの住民で、宝華城市花園の建設、特に基礎建設により同花苑近隣の三湘花苑で一部建物に亀裂が現れたと話す。

「雨が降ると水が浸み出し、何度補修してもだめだった。これは全て基礎が影響を受けたからだ」と彼女は憤慨していた。また李さん(男性)も、この状況は一年前から発生しており、コミュニティの所有者たちは何度も開発企業である宝華グループと交渉を行ったと話す。交渉が始まった当初、宝華側は積極的に処理するとの意思を表していたが、今に至っても何の解決も成されていない。開発企業が信用を失ったため、三湘花苑コミュニティの所有者たちの今日の行動が引き起こされたのだと説明している。

謎の集団が抗議者たちに暴行を加える

抗議者たちが開発企業に説明を求めたが取り合わなかったため、一部の激昂した人々が売り出し中の新築マンションを攻撃しようと企てた時、怪しげな事件が発生した。マンション入口に立っていた謎の集団が抗議者に暴行を加え始めたのだ。現場は非常に混乱したが、警察が双方を引き離し局面を抑えた。

この謎の集団はほとんどが20歳から35歳までの青年で、通常は現場の人々に紛れているが抗議者たちが販売マンションに近づくと行動に出るという。ある市民がこの集団に対し何者なのかと尋ねたところ、自分たちはマンションの番人だと答えたそうだ。

記者が念のため、このマンションの保安係にこの番人たちについて知っているかと尋ねたところ、保安係は首を横に振った。昼11時になり、マンション購入のために来た人々が少なくなってくると、この番人たちと抗議者たちが明らかに別々の二集団として現れるのだという。だが、この自称番人の人々はマンションには一歩も入らないという。

(新民網、張駿斕・薛驍翔より)(翻訳編集・坂本)

関連記事
スペイン東部を中心に10月末に発生した集中豪雨で、1日までに200人以上の死亡が確認された
スイスのチューリッヒ芸術大学は、中国のハルビン工業大学との共同プログラムを終了した。同校は協力終了の背景には、学位基準の違いや運営上のリスクがあるとしている。今後多くの大学が同様の対応を取る可能性が指摘されている
台風21号が去った後の台湾の町はボロボロ…
マスゴミと言われて久しいが、大衆が読みたいと思うのは、恰好付けたり、体裁を重んじたりするものではなく、人々の本音を聞きたいのだ。今時、誰が大会社の体裁で着飾った記事を読みたいと思うだろう。スポンサーや社長の名誉を気にしていては不可能だ。ましてマスゴミの名誉のために、本質をゆがめてはならない。
入札では新幹線技術に基づき、安全性や信頼性を強調する一方で、長期的なインフラ整備や持続可能な発展に重きを置いていた日本の提案は、短期間での建設が完了することや安価な資金提供条件を提示した中共の提案に敗北した