交通警察の暴力に激怒した村民らを、機動隊が弾圧=中国広西

【大紀元日本12月6日】中国の広西省横県石塘鎮霊竹地区で1日、ナンバープレートの無いオートバイを調査中だった警察の暴力に村民らの不満が爆発し、双方が衝突するという事件が起きた。現地には100名あまりの機動隊が派遣され、鎮圧にあたった。情報によると、村民側の負傷者は26人、重体1人、30人以上が連行されたという。

1日午後、横県交通警察は、霊竹地区の住宅にスタンガンを所持して入り、違法オートバイの捜査を行った。警察は警察手帳の提示を求められたが応じず、村民を殴打したという。警察が暴力を振るう様子に激怒した村民らは、レンガなどを警察に投げる騒ぎとなった。

まもなく、現地当局から派遣された100名あまりの機動隊が到着し、混乱は3時間続いた。ある目撃者は、「ゲームセンターのオーナーが機動隊に殴られ、頭が血だらけになって気絶していた」と話す。

情報筋によると、ゲームセンターのオーナーは重傷を負い、病院に搬送された。その他の村民も、機動隊から警棒で殴られるなどしてケガを負っている。

また、衝突のあった現場で事件を目撃し、携帯で話をしていたラーメン店の店主・王さんは、警察に携帯を壊され、殴打された。王さんの話によると、殴打には10名あまりの警察が参与していたという。その後王さんは警察に連行されて拷問を受け、「自分が警察を襲った」と自白するよう強要された。堅く口止めをされた後、12時間後に釈放された。

衝突の後、警察は30名あまりの村民を連行した。翌点xun_齦狽フ村民が釈放されたが、10名ほどがいまだに拘留されている。警察は、陳情者が出てくることを警戒している。

警察は、大紀元の取材に対し、「法律に基づいて公務を執行しただけだ」と答え、村民に対する暴力についての質問には答えず、電話を切った。





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(翻訳編集・楊J)
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