北朝鮮、韓国と断絶 

【大紀元日本5月28日】25日、北朝鮮の「祖国平和統一委員会」が、韓国との全ての関係を断絶すると談話を発表した。さらに、 26日、南北経済協力事業が行われている開城工業団地の韓国政府職員を追放すると北朝鮮側から通告されたことを「韓国統一省」が明らかにした。

今年3月26日、韓国哨戒艦「「天安(チョンアン)」沈没事件の韓国軍と民間4カ国(米、豪、英、スウェーデン)による合同調査結果が20日に発表され、「北朝鮮製の魚雷による水中爆発」が原因と断定された。以来、南北朝鮮間の緊張は高まっており、24日、韓国は、 北朝鮮との貿易を停止し、北朝鮮の船舶が韓国の水域に入ることを禁止すると発表した矢先のことだった。

北朝鮮当局は、撃沈における北朝鮮側の関与を否定しており、韓国側の「意図的な挑発」として攻め、 また、戦争勃発に向けて韓国は軍を配備しているなどと表明している。

米国側は、韓国の措置を支持しており、米国防衛省は近い将来、韓国と海軍の合同演習を行うと語っている。

(記者・Peter Sedik、翻訳編集・鶴田)
関連記事
人気オンラインゲーム「アクシー・インフィニティ」ソフトウェアに対するハッカー攻撃で6.15億米ドル(約780億 […]
[東京 24日 ロイター] – 海上保安庁は、防衛省の情報として、24日午後に北朝鮮から発射された […]
[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者は21日、北朝鮮に対し、政治犯収容施設で劣悪な環境に置かれた多数の人々を解放するよう呼び掛けると同時に、国際社会に核問題とともにこの問題を取り上げるよう促した。 キンタナ氏は、2014年の国連調査で最大12万人が収容施設で拘束されていることが判明したとし、その後も施設に関する報告を受け続けていると述べた。
[東京 11日 ロイター] - 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。 防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に
[ソウル 4日 ロイター] - 米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。 核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた