ホンダに連鎖反応 日・韓・台系中国工場、相次ぐ賃上げ要求スト
【大紀元日本6月9日】大幅の賃上げに成功した結果に広東省佛山市ホンダ部品工場で20日間にわたるストライキが、やっと終結に向かった。労働者を主体とする集団交渉における初の成功例として、中国各地でストライキの波が広がっている。7日、同じく佛山市にあるホンダ系列の日系工場「豊富・汽配有限公司」では、従業員が賃上げ要求ストを決行。そのほか、6日、7日には、深セン市で7千人の台湾系電子部品工場、広東省恵州市で韓国資本の工場、江蘇省昆山市で台湾系工場が、相次いで大規模なストライキに突入した。
佛山市の「豊富・汽配有限公司」はユタカ技研(65%)と台湾系資本(35%)の合弁会社。ホンダ中国工場に排気システムを供給している。香港紙「南華早報」の報道によると、7日のストライキには、全社約460人の従業員のうち、250人あまりが参加した。会社側はその後、賃上げの要求を受け入れたという。
「もし彼ら(ホンダ中国部品工場)のストライキが成功しなかったら、私たちも今回のように一致団結することはなかった」と22歳の湖南籍の従業員は、「南華早報」の取材に応じて語った。
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