【大紀元日本8月20日】中国内陸部のストライキブームは北京に蔓延した。韓国ロッテ(LOTTE)グループの北京工場では、給与と福利厚生が不満だとして、300人の従業員全員が16日からストライキに突入した。
ロッテグループは韓国第五の財閥企業。「楽天(中国)食品有限公司」は、その中国での独資企業であり、中国国内では一定のシェアを持っている。一方、おなじみの日本大手菓子メーカー「株式会社ロッテ (LOTTE) 」も韓国ロッテグループに属している。
香港メディア・中通社の報道によると、北京経済技術開発区内にある同社工場は静まり返って、数人の警備員が工場入り口で巡回しているほかは、従業員の姿はほとんど見当たらない。
従業員および警備関係者の証言によると、今回のストライキは16日からスタートして、現場の従業員全員が参加した。17日午前中には、100人余りの従業員が工場の入り口付近に集まり、労使条件への不満を訴え出した。抗議者らは興奮しており、現場の状況は一時混乱に陥っていたが、現地政府と会社側が連携して、現場の秩序維持に大量の警備員を投入して、大きな衝突には至らなかったという。
「楽天(中国)食品有限公司」の人事部の関係者は取材に対し、「現在、本件は対応中であり、取材を受けられない」と説明した。
一方、ダウ・ジョーンズ社は、ロッテ韓国本部の発表を引用して、ストライキは19日にすでに終わったと報道している。
(翻訳編集・叶子)
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