ストライキ風潮拡大 中国政府、進退両難の政治ジレンマに
【大紀元日本6月14日】「賃上げ求めホンダ部品工場でスト」。5月下旬、多くの中国国内紙で掲載されたこのニュース。今まで「ストライキ」ということばに敏感だった中国当局は、今回、新聞紙のトップ扱いさえ黙認した。中国政府系の労働組合「中華全国総工会」は6月4日、ホンダ中国部品工場で発生したストライキを異例に通達し、外資系企業の賃金アップなどを促した。
しかし、先週、広東省中山市で起きた3件目のホンダ中国系列工場のストライキに対し、当局は態度を180度変え、国内メディアの報道禁止や、海外メディアを現場から追い出すなどの対応となった。
ドミノのように、ホンダから始まったストライキの風潮は、南部の広東省から中国各地に蔓延している。先週、広東省のほか、江蘇省や、江西省、上海市、陝西省などの各地でもストライキが起きている。
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